驚いたこと、悔やんだこと。

忙しくて手付かずだったここ10年間自分で撮り貯めたり、研究資料として収集したXCSKI関連の静止画や動画の整理が一気に出来た。
きっかけは一度は躊躇したものの、出来が良くなったようなので試用してみたGoogleのPicassa2。
GoogleのPicasa2の威力は凄いですね。驚きました。
今まで静止画はこれといった(自分のツボにはまるような)画像ビュアーが無かったので、デジカメからの静止画の吸い上げは昔から使っている某社のデジカメ同梱のエディター、プリントアウトは、割とL判で配布する機会が多いのでCanonのプリンターMP950同梱のEasy-Photoprintを使用。
後者はいまどき珍しく簡単な切り抜きと用紙との相性マッチング、そして何より「日付がちゃんと」印刷した用紙の
所定の位置に書き出すことが出来るので重宝していました。
何せ、印刷する時は一晩で2百枚位を一気に補正、切り抜きをして(原画はそのまま)印刷するので、とにかく作業の本質以外の部分で時間や手間を取られたくないという事情もこれあり。
動画は基本、Aviでの出力(DVD書き出しの時に出力できる)をWMプレーヤーで再生していましたが、
Picasa2はこのどちらもがiPhoneのように滑らかに、縦横無尽に閲覧、整理できる。
再生画面が大きく、変にデフォルメされないのは驚きとしかいいようが無い。
しかも、WebストレージへのアップロードもWebのPicassaと連動しており、動画もここ1年はHC-3というハイビジョンハンディカムで撮影しているので、いくらDVD用に書き出したAvi動画といえども、実際にDVDを我が家の10年前のSONYのTVで見るより
B5ノートブックVAIO VGN-TX72B(忙しいさなかにType-Sに昇天されてしまい、急いで地元の家電屋さんの店頭在庫を買い求めたもの、、ずっとオーナーメードだっだのに、、)とPicassa2の画像のほうが綺麗で画質の良さがハッキリわかる。
なんだ、再生技術、I/Fスキルが揃えばそれほどCPUパワーなんていらないジャン、と、今更ながら「欧米大資本の底力」の片鱗を垣間見た気がします。
で、その動画も、メニューで選択できる一番重いやつにしてアップロードかけたのに結構軽々とアップロードでき、念のためWebのものをPicassa2で再生してみても、非常にスムースな再生。
2年ごとに買い換えてきたパソコンも、忙しさにかまけて、いつの間にか低スペックマシンに成り下がってしまい、毎日、レスポンスの悪さに辟易していたのですが、Picassa2のI/Fはストレスを感じなくて良いですね。
静止画の印刷時に日付がオプションで印字できれば一層良かったのですが、それでも動画を再生しながら、適宜一時停止させて静止画に切り出したり出来るのはホント、精神衛生上、楽です。(暫く帰宅しなかったのでブロードバンドも解約し、EMで繋いでいるというのに、、驚き。)
で、いつの間にか、この10年が走馬灯のように目の前のディスプレーに次々と映し出される感慨に浸って、久々に幸せな気持ちになれました。
、、、って。
んんっ?走馬灯?…

そう。
こんなに良いことが続く時はきっと何か反動が、、といやな予感を抱きつつも、就寝したのだが、翌朝、「かりっかりっ、、カッキーン」とかいうおかしな音で目が覚めた。
音の正体は、その日やらなければと思いつつ翌朝に持ち越してしまった、バックアップをとっていない、あの10年間の全ての動画、静止画、ホームページの情報、、、が入っている唯一の300GBのHDDでした。
あわてて確認を取るも、もはやHDDは認識されず、ぐぐるなどアタフタと「物理的な破壊によるHDDの復旧」について調べたが、どうやらなす術がなさそう、在ったとしても100万円くらいかかるとかかからないとか言う記事が、、。
もはやことここにいたってはじたばたしても仕方が無いので、暫くほったらかしておくことに。(じたばたして何とかなるんならジタバタするんだが、、)
神経を尖らせて毎晩バックアップを取り続けていたこの十数年間、これといった大過は無かったのに、まさにマーフィーの法則ですね。
うぅむ。
精神的なダメージ、相当なレベルです。
撃沈。